九州をうろうろする(その5~尾道)
立春と旧正月を迎え、春めいてきたと思ったら、また冷え込んできましたね。
「九州をうろうろする」のシリーズも、今回が最終回になります。
今回の舞台は尾道なので、九州を離れた広島県になるけど、旅の続きなので、良いことにしてください。
旅の6日目の水曜日、僕は吉野ヶ里遺跡を訪れた後、博多に宿を取った。
ここも何年も前から訪れたいと思いながら、まだ行ったことのない土地の1つだった。
時間の都合で一部の行程には新幹線を使い、昼前には尾道駅に着いた。
金曜日に大阪で予定を入れているので、この日のうちには帰阪したいところだ。
夜7時45分に出発すれば、在来線で自宅最寄り駅の天王寺までその日のうちにたどり着くことができるので、尾道で半日は過ごすことができる。
駅の改札口を出たところにある観光案内所の人に相談してみると
「尾道は古いお寺と坂道が見どころの町で、古寺めぐりのコースが整備されています。全部歩くと3キロ近くになるので、半日くらいの日程なら、途中まで歩いて、ロープウェーで山の上に登って、歩いて降りてくるというのをお勧めします」
とアドバイスしてくれたので、それに従うことにした。
駅の近くで昼食をとってから「古寺めぐりコース」を歩き始める。
あちらこちらに道案内の標識があるので、超方向音痴の僕でも迷子になる心配はなかった。
坂道を少し登ると、尾道の町が見渡せる。
山と海(尾道水道)に挟まれたそんなに広くない町にいくつもの寺院が連なるのは、かつて海運や造船業の拠点として栄えた頃の富の名残りなのだろう。
港町といえば猫🐈がつきものだ。
大阪港にもいっぱいいるが、ここ尾道でも、行く先々で猫たちを見かけた。
可愛いな💕
「古寺めぐりコース」を歩きながら、猫を眺めたり、例によってふらふらと寄り道したり、カフェでコーヒー☕️を飲んだりしているうちに、時間はあっという間に経っていく。
陽がとっぷりと傾いてきたので、一旦坂道を下り、ロープウェイに乗って、この千光寺山の頂に向かう。
山の上の展望台からは、尾道水道の向こうに連なる向島などの瀬戸内海の島々、さらには四国連山を望むことができる。
ここで夕暮れ時を過ごした。
もう最高。
尾道の夕陽と夕焼けを満喫した後、歩いて山を降りた。
ところどころに視界が開けたところがあって、町の灯が見える。
尾道の夜景も悪くないと思った。
尾道駅のすぐ近くにある、おばちゃんが一人でやっている居酒屋で夕食をとった。
美味い😋
値段も手頃だ。
おばちゃんや地元のお客さんから、尾道でときどき行われる映画やドラマのロケのこと、このお店にロケ中の俳優さんや女優さんが食事に来たときのこと、春から秋にかけては「しまなみ海道」を自転車で走る人たちで賑わうことなど、いろいろ話しが聞けて楽しかった。
おっと話しに夢中になって、時間が経つのを忘れていた。
慌てて支払いを済ませると、午後7時45分の列車に飛び乗って、大阪への帰途に着いた。
尾道をじっくり見て回るには、半日では全然足りなかった。
次に来るときは、泊りがけにしよう。
居酒屋でも話題になったけど、一度「しまなみ海道」を自転車🚴♂️で走ってみたいしね。
あなたが
いつもあなたらしく
幸せでありますように