どんな天気の日も…takechanの書きたいときに書く日記

大阪市阿倍野区在住の暇な趣味人です。好きなことは、木漏れ陽の下で爽やかな風に吹かれること、夕陽を眺めること、美しいものにふれること、そしてなんと言っても、食べることと飲むこと。お酒はビール、ワイン、日本酒などの醸造酒が好きです

浜辺にて

つい先日の午後、僕は須磨海岸(神戸市)にほど近いマンションの一室のサロンを訪れた。

ここで開かれるお茶会に出席するためだ。

知人のAさんのハープの演奏と、僕のメンターのYさんが淹れてくれるとびきり美味しい紅茶を楽しんだ。

たまにはこういう贅沢なひとときが必要だしね。

Aさんのハープの音色は優しく繊細で、僕の心と体に自然に響いてくれる。

Yさんが淹れてくれる紅茶は、無農薬栽培された最高等級のもの。

春摘みと夏摘みのダージリンをご馳走になった。

春摘みのダージリンは、紅茶らしからぬ黄金色に輝き、渋みが少なくて、あっさりとした軽やかな味わいだ。

これは和菓子に合うらしい。

そのとおりだろうなと思う。

夏摘みのものは、紅茶らしい色をしていて、渋みもはっきりして、しっかりした味わいだ。

これは洋菓子、とりわけチョコレートを使ったものと合うらしい。

残念ながらダイエット中なので、スイーツは遠慮したが、紅茶だけでも十分楽しめた。

3時過ぎにお茶会が終わった後、僕は1人で須磨海岸を散策した。

そのとき生まれた詩を、よければ読んでください。

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          浜辺にて

 

浜辺を歩く

白い砂の上を

 

輪ゴムをほどいて

髪を風にまかせる

たなびく髪は自由人の証

もう二度と切ることはない

 

西に傾く太陽が

海に輝く道を描く

その上を走りたい

という衝動に駆られる

 

見上げれば

雲間に

満ちていく月が見える

 

早春の夕暮れどき

海辺の風は冷たい

身を切るように

 

風が吹くたびに目が覚める

そして思い出す

そう

目覚めるために

ここに来たのだと

ただ「在る」ことに

目覚めるために

 

浜辺を歩く

白い砂の上を

 

やわらかな陽光を浴びながら

至福の中を

 

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読んでくれてありがとう。

詩は書かれただけでは詩にならない。

誰かに味わってもらって、初めて詩になるというから。

 

あなたが

いつもあなたらしく

幸せでありますように