どんな天気の日も…takechanの書きたいときに書く日記

大阪市阿倍野区在住の暇な趣味人です。好きなことは、木漏れ陽の下で爽やかな風に吹かれること、夕陽を眺めること、美しいものにふれること、そしてなんと言っても、食べることと飲むこと。お酒はビール、ワイン、日本酒などの醸造酒が好きです

やっぱりさみしい……地中海料理「CocoMomo&Co」

愛する

かけがえのない

ユニークなあなたへ

 

クリスマス前の土曜日、年甲斐もなく友達と明け方近くまで遊んでしまいました。

次の日起きたのは午後遅く。

疲れて爆睡してしまいました。

久しぶりに踊ったので。

筋肉痛が出るのは、明日ですね。

歳をとるとこうなります。

若いあなたも、いつかこうなるよ。

 

腹が減ったので、起き出して、顔を洗って、適当に服を着込んで、家を出て、自転車に飛び乗って、着いたのはここ。

地中海料理「CocoMomo&Co」

https://www.facebook.com/cocomomonco/

f:id:takechanff:20181224004544j:image
f:id:takechanff:20181224004547j:image
f:id:takechanff:20181224004551j:image

ちょうど白人の男性と日本人の女性の2人組のお客さんが、出てくるところでした。

見送りに出てきたオーナーシェフのリンに

「 Lunch,OK? 」と聞くと

「OK」と笑いながら答えてくれました。

よかった。ランチタイムは、とっくの昔に過ぎていたのですが。

この店でランチが食べられる機会は、もう何度もありません。

ちょっと迷った末に、これを頼みました。

f:id:takechanff:20181224005720j:image

「地中海風シーフードと野菜のシチュー」

好きな料理だけど、しばらく食べてなかったしね。

お米も選べるけど、今日はガーリックトーストを添えてもらいました。

海老、 イカムール貝ブロッコリー、ズッキーニ、ミニトマト……具がたっぷり。

あっさりしたものを食べたいときに丁度いい。

スープもあっさりとした優しい味だけど、魚介と野菜のうまみが凝縮されていて、コクがある。

白ワインが進むわ。 2杯飲んじゃった。

あっ、忘れてたけど、ランチのときは、メインの前に、サラダとスープが出てきます。

f:id:takechanff:20181224011331j:image

スープは日替わりで、今日は味噌仕立てのにんじんのスープでした。

優しいにんじんの甘みと味噌の風味、ブラックペッパーなどの香辛料が、ほど良くアクセントを添えるが、リンが作る料理らしい優しい味わいがする。

 

お腹も心も満たされます。

 

この店が4年ちょっと前にオープンして以来、よく来ています。

僕に食べることの喜びを教えてくれた大切な店の1つです。

 

オーナーシェフのリンは、中国系マレーシア人で、若いときからロンドンやモスクワなどで料理人とパティシエとしてのキャリアを積んできました。

グローバルなキャリアを持つ彼の店らしく、この店は、いろんな意味でグローバルです。

地中海料理」を看板に掲げていますが、イタリア、スペイン、ギリシャチュニジア、モロッコなどの地中海沿岸各地の料理だけではなく、イギリス、アメリカ、メキシコ、そして彼の生まれ故郷のマレーシアなどの料理も食べさせてくれます。

 ビーツが手に入ったときは、ビーツのサラダやロシア料理のボルシチを作ってくれました。

この店で、世界各地のまだ食べたことのない様々な料理を楽しませてもらいました。

地元にいながら、舌で世界旅行してる気分ですね。

この店に来るお客さんたちもグローバルです。

僕のような地元に住む日本人とともに、大阪在住の世界各地出身の人たちや、すぐ近くにある辻調理師専門学校で学ぶアジア各地からの留学生たちもよく来ていました。

30人も入りきらない小さな店の中で、ときには、英語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語、そして日本語が入り混じって話されているのを聞くと、世界はどんどん1つに結ばれているのだと実感しました。

そういえば、僕も行くけど、クリスマスイブの夜は、ここでライブがあります。

それに7名のインドネシア人が申し込んでくれたことを話した後、「申し込んでくれて、とても嬉しいけど、結構大変だったりもするんだよ」とリンはニコニコしながら言っていました。

そうだろうね。彼らはムスリム(イスラム教徒)だから、彼らには、豚を一切使わない特別メニューを用意してあげる必要がある。

グローバルシェフは大変だね。

 

大好きなこの店ですが、残念ながらもうすぐ閉店します。

リンはマレーシアのクアラルンプールの中心部近くで、もっと広いレストランをオープンすることになったからです。

新しいステージへと進んでいく彼を、友人として喜んで見送りたいと思います。

でも、正直に言うと、やっぱりさみしい。

もう彼の料理を食べられなくなることが。

そして、もう彼と会えなくなることが。

 

あなたが

いつもあなたらしく

幸せであることを祈っています